ソフトフォーカスレンズ タンバール(Thambar)の作例
ソフトフォーカスレンズの銘玉タンバールの作例
ライカの伝説的なソフトフォーカスレンズにタンバールというものがあります。
もともとはライカのLマウント用レンズとして、1935年に発売されたレンズになります。
はい、余裕で産まれてません。
当時、わずか2984本しか製造されなかったそうです。
それにも関わらず愛好家が今なお多いレンズです。
2010年代に入って、現代でさえも現代の最新高性能レンズに近い価格で取引がなされています。
そうした中、ライカのレンズ復刻プロジェクトで2017年にまさかの復活。
82年ぶりの復刻だそうです。
しかも、今回はMマウントレンズとしてリリースされました。
スペックは90mm F2.2になります。
ポートレートにも良い感じの焦点距離です。
タンバールの描写
描写は柔らかいの一言。
ピントすら一見、合ってるのかなかなかわからないほどです。
(拡大してみるとちゃんと合ってることがわかります。)
そして、光の当たっている箇所が滲む描写が大変特徴的です。
ホント、滲みすぎるくらい滲むのでコントロールは大変ですが、とても幻想的な印象の写真が撮れます。
今回、Mレンズとして生まれ変わったことで、最新のデジタルカメラと組み合わせることで夜間の撮影などでも対応が出来ます。
1935年当時の人たちが知ったらびっくりするんじゃないでしょうか。
玉ボケはバブル系です。泡みたいで可愛らしいですね。
状況によってはかなりうるさいので、ちょっと注意が必要かもしれませんが、レンズの味として楽しむのも一興かと。
タンバール、ポートレートで使える?
タンバールはポートレートにすごく良い焦点距離でもちろん使えるレンズです。
自分自身ポートレートであまりまだ試せてないため、作例がたまったら別途紹介したいと思ってます。
1ついいところとして、ソフトフォーカスゆえに女性が気にする肌の質感とかも抑えてくれる描写なので、
写真嫌いな人でもこのレンズならと撮らせてくれる可能性はありますね。
肌に当たった光が滲んで美しいのも、女子ウケが良い気がします。
タンバールを購入したい人へ
とりあえず、購入するなら復刻したMマウント一択だと思います。
Lマウントの中古は状態がいいのがほとんど残っていませんし、その割にかなり高額なのでおすすめしません。
なお、Mマウント版は生産終了になり、新品も見当たらなくなっています。
現実的にはマップカメラやフリマオークションサイトでの中古購入になると思います。
今後の価値上昇も考えられるので、欲しい人は早めに抑えておくのがいいかもしれません。
フリマでの個人からの購入に抵抗のある方は下記から探してみるといいと思います。
在庫はリアルタイムで変わるので、欲しい方はこまめにチェックすることをお勧めします。
ちなみにズマリットみたいなレンズも滲む系です。
価格もタンバールよりだいぶ手ごろなので興味あればこっちもおすすめです。
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それでは!