GFX50Rのポートレート向けレンズ、中一光学の65㎜F1.4を買ってみた。
65㎜F1.4はGFX50Rのポートレート用レンズとしておススメ!
こんにちは。しんしゃ(@shinmasaki123)といいます。
この写真は中一光学、Speedmaster 65mm F1.4で撮影しました。
GFX用のレンズを1本選ぶにあたり、使いやすい標準域のレンズにしようと考え、当初は純正の63mm F2.8が候補になりました。
しかし、結局はこちらのレンズを選んだわけなんですが、何故かというと…
GFX50R用のポートレートレンズに65mmF1.4を選んだ理由
- 中判+F1.4を組み合わせたポートレートが撮りたかった
- コスパが良さそうだった
- 中一光学の名は最近よく聞くし、安心感があった
以上が理由です。
順を追って書きます。
理由1:GFX50R(中判)+F1.4でポートレートが撮りたかった
せっかくの中判センサーなので、メリットの1つである豊かなボケを試したくなりませんか?
ボカしたくなければ絞ればいいし、それなら明るいレンズにしようと思いました
そうした視点でGFXの純正レンズラインアップを見ると、F値が2以下のレンズがないことに気づきます。
何という事でしょう。
(富士フィルム公式HPより引用)
センサーが大きい分、ボケがそもそもフルサイズより大きくなるので、フルサイズ基準で言うと実際は1段程明るいと考えていいみたいです。
GFX用レンズをフルサイズに換算する時は、下記のとおりざっくり計算すると良さげです。
※若干の誤差はありますが、あくまで目安として
焦点距離×0.8 (例:110mmだと約88㎜)
F値は1段明るい(例:F2.8だとフルサイズの約F2相当)
マイクロフォーサーズとかAPS-Cは掛け算すればフルサイズ換算出来ましたが、中判ともなると割り算が必要です。
パッと見ても直感的にわからない部分がありますよね。僕だけでしょうか?w
話を戻しますが、この中で一番ボケが楽しめそうなレンズは110mmF2かな~と。
実際フルサイズでいうと85㎜F1.4くらいのポジションのレンズですしね。
が、結局は予算面や、50mmの使用頻度が高いことから、中一光学の65㎜F1.4に決定。
このレンズだとフルサイズでいうと50㎜のF1.2くらいになりますから、これでポートレート撮ったら良さそうだなと。
そういうわけです。
理由2:GFX50R用のポートレートレンズとして、コスパ良好
これは簡単な理由です。
例えば、純正の63㎜F2.8㎜は19万5000円が定価なのですが、中一光学の65mmF1.4は10万でおつりがくるくらいで、約半分の価格でした。
そのうえ、F値は明るいし、最高です。
そもそもGFX50R自体がいい値段するので、初期投資を抑えながら楽しむにはいいかなと思ったわけです。
理由3:中一光学の名は最近よく聞くし、安心感があった
非純正だと心配なところもありますが、中一光学は意欲的なレンズをたくさん排出して認知度が上がっていますし、悪い噂も聞いたことがありません。
カメラ界隈は悪い口コミとかすぐに広まりますから、そうしたのを耳にしないのは一つ安心感があるなと思いました。
また、HASEOさんやイルコさんの様な、著名なポートレートカメラマンなんかも中一光学のレンズを使って作品撮りしているのも見かけますしね。
あとは、中一光学は各社カメラに使えるユニバーサルマウントなレンズ展開をしているイメージがありますが、このSpeedmaster65mm F1.4については、GFXに合わせた専用設計みたいです。
そこについても魅力に感じたところであります。
以上のような理由で、僕はこのレンズを選びました。
とは言え、やっぱり純正じゃないから性能が劣るんじゃないかとか、悪い点があるんじゃないかって考える人もいると思います。
実際、このレンズはMFレンズです。
動きものは正直厳しいですね。
ただ、中判自体ある程度腰を据えて撮るものだと思いますし、ポートレートや風景など静物ばかり撮るという方であれば、無問題です。
また、描写面ですが、レンズは絞れば絞るほど性能差がわかりにくくなる傾向があります。
F2.8時こそ、純正の方がシャープだとか聞きますけれど、浅いF値は純正には無いですし、きちんと絞る場面ではそこまで差が見えにくいはずです。
自分はこう考えた上で、選ぶメリットの方が多かったという理由です。
実際、レンズの造りもいいですし、おススメです。
購入を迷っている方への参考になればうれしいです。
【※使用して2カ月後のインプレッションや作例はこちらから】
GFX50Rのポートレート向けレンズ、中一光学の65㎜ F1.4の作例