クリエイティブフィルターやクロスフィルターを使ったポートレート作例
クリエイティブフィルター、クロスフィルターとは?ポートレート作例付きで紹介
クリエイティブフィルターは、レンズ前面にエフェクトワンズと呼ばれるオブジェを配置して、撮影時に特殊な効果を得られるものになります。
海外のOMNIというブランドのもので、日本国内ではケンコー・トキナーが取扱販売しています。
クロスフィルターは光を十字架状に伸ばす様な効果があるレンズフィルターです。
主にイルミネーション撮影なんかで使う人が多いみたいで、キラキラした感じの写真が撮れます。
順番に紹介します。
クリエイティブフィルターの特殊効果を紹介
自分が購入したのはこちらのベーシックセットで、3種類のオブジェが付属してきます。
まず1つ目がレインボー効果を生み出すフィルターです。
【レインボーフィルターの効果】
ポートレートで使うとこういう感じです。
写真の右上にかなりはっきりとした虹の様なエフェクトが確認できると思います。
光の当て方にもよりますが、写真に対してとてもわかりやすくドラマチックな演出効果があります。
こちらの写真を見て頂けると、フィルター効果の効き目にかなり差があるのがわかると思います。
おすすめなのはライブビュー撮影で、手でフィルターを動かして効果の大小を確認しながら撮る方法です。
【ストレッチグラスの効果】
2つ目は光を薄く引っ掻いたように伸ばす効果を生み出すストレッチグラスフィルターです。
光を薄くのばすような効果があります。
ポートレートで使うとこういう感じです。
デジタル写真に光が悪さをしたようなアナログ的な印象を付加してくれてる感じがして、こちらも好みです。
レインボーフィルターの様に色を変える様なものでもなく、わりかし使いやすいフィルターだと思います。
【クリスタルシーホースの効果】
3つ目はクリスタルシーホースです。
ぼこぼこしたこん棒の様な形状のフィルターで、面白い効果を生み出します。
被写体の左方向に万華鏡の様なエフェクトが出ているのがわかるかと思います。
乱反射を起こすような形状をしていて、なかなか予測が難しい効果を生み出してくれます。
こちらは比較用です。
左写真は写真の左下、右写真では右上にフィルターを配置しています。
右写真では警告マークの入った柱が歪んでいるのがわかると思います。
また、被写体頭の右上には画面外の階段が写り込んできています。
かなりカオスな効果を与えてくれるのがわかるかと思います。
クリスタルホースの名の通り、じゃじゃ馬な印象で、正直なところ自分には扱いにくかったですが、その予想のつかなさや偶発性を楽しめるなら他フィルターにはない効果にハマってしまうんだと思います。
クロスフィルターを夜景以外で使ってみた
クロスフィルターと言えば夜用と言われますが、夕暮れの水面に移る太陽なんかを撮る時に使うとすごく素敵な効果を楽しめます。
太陽の光自体も伸びていますが、水面も星の様に輝いていてファンタジックです(語彙力)
大きく切り取ると、光芒と光芒とが重なり合って、また違った写り方になります。
こちらも幻想的な印象を与えます。
一味違うデジタル写真を撮りたい方におススメ
以上、クリエイティブフィルターとクロスフィルターを使ったポートレートの作例を紹介させてもらいました。
最近のデジタルカメラやレンズは写りすぎなくらいにはっきりくっきり写るので、ある種ゆるさみたいなのが出しにくいと感じています。
そうした中、あえてアナログな方法を加えて写真データを作るのもオリジナリティがあって面白いんじゃないかと思います。
興味を持たれた方は是非お試しください。
オールドレンズなんかも同様に緩さのある写真には向いていると思います。下記レンズがおすすめです。
【作例】ズマリット50mm F1.5を買ってみた。【オールドレンズ】