ポートレート撮影での被写体・モデルの探し方【実体験】

初心者向け 被写体・モデル向け情報

ポートレート撮影に必須な被写体・モデルをどう探すか?

こんにちは!しんしゃといいます。

みなさん、被写体やモデルってどう探していますか?

ポートレートという撮影ジャンルで、割と死活問題ですよね。
自分も苦労してきました。

まず、被写体・モデルといっても次の2つに分かれます。

    A.有償被写体
    B.無償被写体

自分はこれまでB.の無償被写体を中心に撮ってきました。
お金さえ払えば仕事として受けてくれるA.の有償被写体と比べると、実は探す難易度が高いと思います。

両方の被写体の特徴を書いた上で、どういうアプローチが良いか考えてみます。

ポートレートの被写体・モデルの探し方2

A.有償被写体の特徴

・お金が必ず必要(額は様々)
・写真映えしやすい人が多く撮れ高出しやすい
・撮影外でのメリットもある
・ドタキャンされにくい
・前段のやり取りが少なくてもすぐに撮影できる

当たり前ですが、撮影報酬を払わなければなりません。

その代わり、有償モデルと名乗るだけあって、外見に自信があったり気を使っている人も比較的多めだと思います。
加えて、ポージングとかも出来るタイプが多く、初心者が撮っても絵になり、撮れ高を上げやすいです。

金額はモデルによって異なるため、一概に高いわけでもありません。

モデルによってはあらかじめ美容室などでセットしてきたり、見栄えの良い撮影用の服を着てくれたりする人もいます。
そういうモデルだと、自分で手配するのが省けて結果的にコスト削減になるかもしれません。

また、撮影後のデータをピックアップして貰うために撮影報酬を下げているモデルさんもいます。

個人的には有償モデルの場合、カメラマン側から写真を提供する必要は無いと思ってますが、こういうタイプの被写体さんだったら写真提供はアリですね。
(編集の時間とかカメラマン側にコストがかかるわけですからね。)
結局は撮影前にお互い納得してればいいわけで。

あと、影響力のあるモデルさんで、写真をあげることでSNS等に投稿してカメラマンの認知度向上に寄与してくれる人もいますので、
そういう部分に期待しての写真提供はカメラマンにもメリットがあり、良いかと思います。

逆に、Instagramで撮影者をタグ付けしないとか、Twitterで撮影者投稿をリツイしてないタイプの人もいます。
そういう人に写真渡すのはカメラマンの自己満足とかだと思いますが、まぁ好きにして良いのかなと。

本音は、撮影料まで払ってカメラマンのメリットも無く写真まで提供してると、カメラマン全体がモデル側から安く見られていくのかなぁという気も・・・

少し脱線しました。

また、意外と重要なのが、ドタキャンが少ないという事です。

自分は東京に遊びに行ったときに依頼した無償被写体の方にドタキャンされた経験があります。

前日までは普通にやり取り出来ていて、当日、約束の場所まで行く間に連絡するも返事が無く、現地に到着してからも会えず・・・
こうなると時間も移動代も無駄になりますね。

その点有償被写体だと、お金をもらって仕事する意識が強いため、ドタキャンはほぼ無いと思ってよいかと思います。
自分の評判が下がるだけですからね。

ポートレートの被写体・モデルの探し方3

B.無償被写体の特徴

・探すのが難しい
・ポージングや表情づくりが苦手な人も
・しっかりと前段のやり取りが必要
・無償の代わりにメリットを求めている。

無償被写体は、有償に比べると探すのが割と難しいです。
自分は無償でやってますとSNSとかでPRしている人もいますが、多くは無いです。

また、無償被写体は初心者の人も多く、(有償モデルになる前の駆け出しなど)
それゆえポージングや表情など対応出来ることが少ない人もいらっしゃいます。

加えて、不慣れな方は、知らないカメラマンに会うことに警戒心もありますから、
時間をかけてやり取りをして、信頼関係を作ってから初めて撮影に誘えるということも少なくありません。

そして、一番重要な無償被写体の特徴が、お金の代わりとなるメリットを求めているということです。

人によって違ういますが、SNS用やポートフォリオ用に写真が欲しいとか、撮られる事自体が好きな方など。

こういう写真が撮られたいって、明確にイメージがある人も多い印象です。
有償モデルだとカメラマンの撮りたいものに合わせることが求められるので、そういうとこも理由にあるのかもしれません。

ポートレートの被写体・モデルの探し方3

有償被写体の探し方

・SNSで検索する
・撮影会に参加する

有償被写体の探し方は単純です。

有償被写体の人はほとんどの人がSNSを利用してますので、そちらから検索するのが良いです。

自分はTwitterやInstagramなどで
#有償被写体
#モデル
#ポートレートモデル
なんかのキーワードで検索します。
自分が住んでる地名も入れて検索すれば簡単だと思います。
あとはDMですね。

また、撮影会を運営する団体で被写体を多く抱えているところもありますので、#撮影会
とかで検索したらたくさんの被写体を一気に知ることが出来ると思います。

今後、各地の撮影会の紹介とかもしたいですね。
自分は撮影会には結構疎いので、いい撮影会団体とかあったら是非教えてください。

ポートレートの被写体・モデルの探し方4

無償被写体の探し方

・友達にお願いする
・SNSのコメントやDMで勧誘する
・街中で声かける

無償被写体は、友達に頼むってパターン、結構あると思います。
著名な黒田氏やらイルコ氏とかも最初は友達を撮るところからスタートしたそうです。

身近な人から撮るのは王道ですね。

次にある方法がSNSを使って探す方法です。

検索を使って探します。
Twitterでは「地域名+相互無償」とかで探してみたりするといいですね。

後は、「地名+撮ってもらいたい」とか「地名+カットモデル」とかも良いです。
どちらも、

【お金を稼ぎたい < 写真を撮ってもらいたい】

というモチベーションが期待できるので、相互無償で対応してくれる可能性が高いです。

Instagramは意外と検索が難しいです。
理由は、複数タグを併用しての検索が出来ないためです。
ただ、すごく良いサイトを見つけたのでリンクを貼っておきます。
bit Wave
ここのHP内のツールを使って併用検索出来ました。
便利です!

検索を駆使し、SNS上で被写体候補を見つけたら後は交渉するのみです。
DMと共に作例を見せたり、自分のSNSページに参考となる写真を置いておき、相手に自信の写真活動を認知させるのも忘れずに。

今回は探し方がメインなので割愛しますが、詳しい交渉方法の仕方について別記事で書こうと思います。

そして、最後の方法として、街中などで撮りたいと思った人に直接声をかけるという探し方です。

声をかける前、かけた後の難易度が半端ないですが、こういう実力行使なやり方もあります。
自分もトライしたことありますw
実際、これで被写体と知り合えたことも多々あります。(具体的な手法はまた別記事で。)

ポートレートの被写体・モデルの探し方5

頑張って被写体を見つけよう

被写体の探し方について書いてみましたが、特に無償被写体を探すのはなかなか難しいです。(友達除く)

個人的には有償か無償かにあまり拘りすぎずに探すのがいいのかなと思っています。

何かの参考になれば幸いです。

それでは!