【被写体向け】モデル撮影会で簡単に撮れ高を上げる方法

被写体・モデル向け情報

撮影会で、撮れ高を上げる方法がないか相談を受けた

※被写体向けの内容です

何人かのモデルさんから下記の様な悩みを聞いたことがあります。

撮影会に参加すると、高齢の方とか写真を勉強中の初心者の方が多く、撮れ高が出にくいことも多々あると。

参加してくれること自体はとても有難い話だけど、撮影会での写真をもらってお礼の意味も込めてSNSに上げたいけれど、上げれる写真が極端に少なかったりするとのこと。

どうも撮影会あるあるみたいです。

基本的にはカメラマン任せなのでしょうがないのですが、後ほどSNSに上げるのであれば少しでもいい写真を残したいですよね。

なので、解決方法を考えてみます。

そもそも何が問題で撮れ高が低いのか

ぱっと思いつくのが、晴天時の撮影かなと思います。

太陽が顔の正面方向や真上にある場合がわりと悲惨な状況になりそうです。

というのも、太陽の様な小さな光源が顔を直射する状況は、影が出やすく、肌の質感やコンディションがはっきり出やすいからです。

この写真を見比べてください。

どっちが質感が出ていますか?

撮影会 直射

撮影会 逆光

これは同じ日に同じ被写体を撮った時の写真で、肌の部分を比較のために拡大しています。

もともと肌が綺麗な被写体さんなんですが、上の写真の方が質感ありますよね。

こっちが正面方向の直射で撮影された時の肌の見え方です。

カメラマンは順光という言い方をしたりします。

対して、下の写真は比較的質感が出ておらず、フラットな感じですよね。

モデルさんからすると多分下の方が好みという人が多いんじゃないでしょうか。

撮影会だとノーレタッチの写真を渡されることも多いので、順光だとかなり肌コンディションが良くないと、荒れが目立ってしまうかもしれません。

加えて、上の写真ではまつ毛や鼻の影が強くでているのにも注目してみてください。

この影が変な風に出ていると、一気にひどい写真となってしまうため注意が必要です。

裏技:順光以外も撮らせるように自分で誘導しよう

順光ははまればカッコよく撮れるのですが、モデルの立場からするとなかなか難しいところもあることが分かってもらえたでしょうか。

ここからが提案なのですが、撮れ高を上げるために、順光でない写真も残しておくのが個人的なおすすめです。

具体的には逆光での撮影になります。

逆光撮影はあり?なし?ポートレート撮影
こういうのです。

髪が輝いたり、肌の質感も出すぎないのでポートレートで逆光撮影が好きな人も少なくないです。

逆光で撮影してくださいとは言わずに、さりげなく、自分から太陽を背にするように立ってみましょう。

直接言うと、機嫌悪くするカメラマンもいたりするみたいなので注意しましょう。

(自分の撮り方に文句があるんだと受け取る)

ただ、順光が絶対ダメというわけじゃなくて、パターンとして逆光の写真も残しておいた方がいいんじゃないかという提案です。

基本はカメラマンが撮りたいように撮らせてあげて欲しいです。

ちなみに、高齢のカメラマンほど順光のみで撮りたがったりします。

どうも、逆光で撮るのは間違いという固定観念を持つ人が多い世代みたいなので。

日陰に入ってみよう

あと、逆光以外でおすすめなのが日陰に入ることです。

日陰 撮影

日陰に入ることで太陽の直射から逃れられるので、こちらも肌の質感が出にくくおすすめです。

試してみてください。

ちなみに順光でも上手く使って撮ればカッコよく撮れます。

順光 撮影
部分的に当てたり


真正面から当てたり

なので何度もいいますが、順光で撮るから絶対ダメとかはないです。

撮影の時間帯を選ぶのも手

順光の中でも一番難しいのは、正午くらいの頭上から太陽が照らしてくる時間帯です。
髪やらまつ毛やらの影が下方向に伸びてきやすく、かなり難しい光線条件です。

ですので、正午くらいの撮影は避けるというのも良い方法かもしれません。

撮影会だとそんなの選んでられないかもしれませんが・・・。

まとめ

撮影会で能動的に撮れ高を上げるために、さりげなく逆光で撮らせたり、日陰に入ったりしてバリエーションを増やすのはどうでしょう?

というのが今回の趣旨でした。

今後もちょくちょく被写体向けの記事を書いていこうと思います。

前回の記事はこちら。
【ポートレート被写体・モデル向け】撮影用の服・衣装が足りない人へ

それではまた。