FE35mm F1.4 GMの発表についての感想【買い?】
SONYのGMシリーズ、35㎜F1.4がついに発表されたので感想
ついにSONYのFE35㎜ F1.4GMが発表されましたね。
SONYの純正レンズには格付けがなされており、GMシリーズは最高性能のレンズにだけ冠されます。
これまで、ポートレート用途で使いやすい単焦点レンズではFE24mmF1.4
GMやFE85mmF1.4などが発売されていましたが、いよいよ35㎜が登場します。
レンズ仕様
名称 FE 35mm F1.4 GM
型名 SEL35F14GM
焦点距離(mm) 35
レンズ構成 (群-枚) 10-14
開放絞り (F値) 1.4
最小絞り (F値) 16
絞り羽根 (枚) 11
円形絞り ○
最短撮影距離 (m) 0.27m(AF時) 0.25m(MF時)
最大撮影倍率 (倍) 0.23倍(AF時) 0.26倍(MF時)
フィルター径 (mm) 67
外形寸法 最大径x長さ (mm) 76×96
質量 約 (g) 524SONY公式HPより引用
スペック情報を踏まえて、個人的な注目ポイントをあげてみます。
※今回掲載の写真は実物のレンズが手元にないため、Tamron SP 35mm F1.4 の写真を参考にあげています。
FE35mmF1.4GMの個人的な注目ポイント
以下の通りです。
-
1.軽量で携帯性に優れる
2.描写性能に優れる
まず、1.軽量で携帯性に優れるです。
SONY純正の35㎜F1.4レンズには、もう一本、Zeissの35mm F1.4 があります。
【作例】SONY純正レンズ FE 35mm F1.4 ZA でポートレート撮影で使用した感想
こちらのレンズ、大好きなレンズだったんですが、スペックを見ますと・・・
フィルター径:72mm (67mm)
最短撮影距離:30cm (27~25cm)
重量:630g (524g)
※括弧内はFE35mmF1.4GMのスペック
今回のGM版が一回り小さいことがわかります。
これはなかなかショッキング。
基本的にレンズは大きければ大きいほど性能が良い傾向がありますが、このGMに関しては違うようです。
2.描写性能に優れる
SONYの海外公式HPより引用
左が開放時のもの、右がF8の状態での性能になるようです。
F1.4での性能も十分ですが、F2.8以上になると記録的な解像性能を見せてくれるそうです。
サンプルを見ましたが円形のボケも端の方まで形が整っていたりとても素晴らしい描写を確認出来ました。
FE35mm F1.4GMの弱点は?結局買いなのか?
スキのないレンズですが弱点を見つけるなら絞っても解消されない周辺減光のようです。
F1.4で-3.08EV、F2で-2.00EV、F2.8で-1.63EVという感じで周辺がかなり暗く写ります。
しかし、そもそも35㎜レンズ自体が周辺減光の出やすい焦点距離のようですし、レンズデータ補正もあるため、実際にはそこまで気にしなくていいんじゃないでしょうか。
ポートレートだと中央の方への視線誘導にも使えますし、特徴として向き合うのも良いかと思います。
このレンズは間違いなく買いのレンズだと思います。
ただし、前述のZeissの2倍近い価格帯ですので、余裕があればとなりますが・・・
自分はTamronのSP35mm F1.4を今後も使う予定です。
予算的な都合ですが…
それではまた次の記事で!