GFX用の神ポートレートレンズ、GF110㎜ F2のレビュー
GFX用のポートレート撮影はGF110mmF2だけでいい説
GFX50Rユーザーのしんしゃです。
今日は富士フイルムのGFX用レンズとして、ポートレートでも王道の85㎜相当となるGF110㎜F2について、ポートレート撮影での作例を載せながら使用後の感想などを紹介します。
GF110㎜F2レンズはこちら。
焦点距離:110mm(フルサイズ換算87㎜相当)
開放絞り:F2
最小絞り:F22
レンズ構成:9群14枚(EDレンズ 4枚)
フィルター径:77mm
絞り羽根:9枚
最短撮影距離:90cm
重量:1010g
富士フイルム公式HPより引用
GF110mmF2【F2 SS 1/320 ISO100】
GF110㎜F2を購入した理由
僕がポートレートを撮影する時によく使用する焦点域が以下の通りです。
※GF110mmはフルサイズ換算で、85㎜相当のレンズになります。
- 35㎜ 背景の雰囲気を広く入れられる
- 50㎜ 寄っても引いても良しの万能焦点距離
- 85㎜ 歪みが少なく、背景整理が得意【GF110㎜はここ】
GF50R購入はポートレート撮影目的でしたが、予算的に何本もレンズは買えないかなとも思っていました。
その点で結果的に使用頻度がより高い50㎜域のレンズを購入しました。
GFX50RとGF63mmF2.8でポートレート撮影してみた。
GFX50Rのポートレート向けレンズ、中一光学の65㎜F1.4を買ってみた。
絞ると言いつつ、いきなり2本買ってます・・・
言い訳すると比較したかったんですよね。のちに整理しましたw
で、次に85㎜の中望遠域を試したくなり、GF110㎜F2をめでたく(?)購入することとなりました。
中望遠かつ、現在発売されている純正レンズでもっとも明るいF2の性能を持っているので、より中判らしい写真が撮れるんじゃないかと思った事も動機の一つです。
GF110㎜ F2【F2 SS 1/1250 ISO100】
GF110㎜F2使用後の感想
カメラ本体であるGFX50Rとの組み合わせで、ものすごく解像力のある絵が撮れるなという印象を一番に受けました。
実例を出します。
GF110㎜ F2【F2 SS 1/125 ISO100】
こちらの写真はF2開放で撮ってみました。手前側の眼にピントを合わせています。
手前の眼から写真の奥にかけて、なだらかにボケていく感じがすごく気に入っています。
そして肝心の解像感ですが、ピント部分の眼を拡大し、回転させてみやすくしたのがこちらです。
どうでしょうか?恐ろしいほど解像してませんか?w データで見て度肝を抜かれました。
産毛やカラコンのパターン、つけまつげまで確認出来ますね…
ポートレートでここまでの解像が必要あるのかという意見もあろうかと思いますが、見せたくないものは後でレタッチして、抑えることも出来るので個人的には利点だと思っています。
(それに、解像感があまり欲しくないなら、そもそも5000万画素オーバーのGFXは選ばない方がいいですよねw)
また、このレンズを使って撮った写真を見たり現像してみて、フルサイズと中判は確かに違うなという印象を持つことが多くなりました。
前述の購入理由でも書きましたが、中判ならではの描写を求めてレンズ購入した経緯があったため、そこはすごく嬉しい点でした。
レンズ自体はちょうど1キロの重さのため、軽くは無いのですがそこまで気にせずに使えました。
ただ、GFX50Rだとグリップも控えめなので、少しカメラを構えにくいこともありました。
GFX50Sの方が、使いやすそうだなとも正直思いました。
GF110㎜ F2【F5 SS 1/50 ISO640】
GFXでポートレート撮影をする際の定番レンズとなりそう
GFX自体は、1億画素のGFX100が新しく販売されたり、これからも新しいカメラが出てくるんだろうなと思います。
そうした中、GF110㎜F2レンズはスペック的にも色あせずに、長きにわたって使えるレンズになるんだろうなと感じました。
GFXはこのレンズ1本で運用するというのも、十分ありです。
使用してみた結論として、自信を持ってお勧め出来るレンズだなーと思いました。
ちなみに最近、GF50㎜F3.5も購入してしまいました。沼にはまりつつありますw
GFX最軽量フジノンレンズ、GF50mm F3.5を購入した感想
それではまた!