逆光写真はダメなの?ポートレート撮影での話
逆光で写真は撮らない方がいいの?
観光地とかで写真を撮ってると、スマホ持って撮ってる人が「こっち逆光だからダメ!」って言ってるのを良く聞きます。
けど、なにがダメなんでしょうね?
自分は全然ダメだと思ってません。
ポートレート撮り始めの頃は逆光しか撮ってないんじゃないかってくらいに逆光撮影してました。
(ページの作例は全て逆光撮影のものです。)
今回、逆光がダメだと言う人の理由を想像して、対処法を書き、逆光ポートレートの魅力を伝えたいと思います。
逆光がダメと言われる理由と対処法
逆光がダメと言われる理由
1.人物が暗く写る
2.空が白い
3.肌の色味が良くない
4.逆光がダメって良く耳にするから
ざっと、こういう理由が多いと思います。
初心者の方は、1と4が多いかなと思います。
これらの対処法を書きます。
対処法
1.写真の明るさ(露出)を上げればいい
2.諦める
3.正面から補助光やレフ板を使う
4.具体的な理由ではないので論外
対処法の補足
1.非常に多い理由かと思います。
カメラは自然界の明るさから、一定の狭い範囲しか写すことしか出来ません。
カメラはオートだと面積の広い部分の明るさを基準にすることが多いので、逆光時は明るい空が基準になり、
結果、人は暗く写ってしまう事が多いです。
ただ、携帯カメラ含めてこの基準は変える事が出来るので、人に明るさを合わせればいいだけです。
(空はもっと明るく写りますが・・・)
2.割とマジな話です。
人が綺麗にとれてたら空が真っ白でも良くない?という意味です。
それか、空があまり入らないように撮るとか。
(ある程度写真編集やライティングの事を知っていれば、他にやりようもありますが割愛)
3.肌の色は、肌を照らしている光の状態に左右されます。
逆光って太陽が肌にほぼほぼ当たってないので、本来の色再現が難しいです。
なので背後から来る太陽の光を肌に跳ね返してくれるレフ版や、白壁、直接太陽光の代わりをしてくれるストロボ光などがあれば、対策となります。
逆に、跳ね返すものが黄色とか赤色の花とかだと、かなり肌がおかしな色合いにもなったりするので注意が必要です。
4.理由もなく、周りが言ってるからって理由だけで逆光がダメだって言ってる人、意外と多いなって思います。
無理に理解しようとすると、フィルムとかで撮ってた時代の名残なのかなとも思ったり。
まぁ論外です。
最後に、逆光ポートレートがおすすめな理由を簡単に書きます。
逆光ポートレートのすすめ
1.肌のアラが目立たない
2.髪の毛が輝いたりドラマチック
作例見てもらえたらわかると思いますが、髪の毛が輝いてたり、ふんわりした写りになってないでしょうか。
また、太陽の様な光が直接当たると肌の凹凸が目立つ写りになったりするんですが、逆光はすごくフラットに写るので質感が出にくく、アラが目立たないとも言えます。
こうした理由から逆光ポートレートはおすすめです。
一般的に女子ウケもいいんじゃないかと思います。
やったことない方は是非、一度お試しください。
そして、逆光撮影が好きな方にはこちらのオールドレンズをお勧めします。
きっと気に入ると思いますよ!
【作例】ズマリット50mm F1.5を買ってみた。【オールドレンズ】 | デジカメブログ
最近のカメラやレンズは性能がすごく良くて、細部までハッキリクッキリ写せるレンズが多いので、オールドレンズがあれば、アクセントとして使えるんじゃないかと思いました。実際、このレンズをα7RⅢという最新鋭のカメラにはめて写すと、解像感があまあまだったりしますが、滲みを伴うふんわりした独特な描写をしてくれます。