【作例】SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA ポートレート撮影レビュー
ポートレート撮影はSONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA これ1本でいい説
SONY大好きユーザーのしんしゃです。
今日は使用頻度激高の50㎜レンズについて、ポートレート撮影での作例を載せながら感想を紹介します。
今回のレンズはこちら。
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
焦点距離：50mm
開放絞り：F1.4
最小絞り：F16
フィルター径：72mm
絞り羽根：11枚
最短撮影距離：45cm
重量：778gSONY公式HPより引用
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA【F2 1/2000 ISO100】
FE 50mm F1.4 ZAを購入した理由
何度も言ってる気がしますが、ポートレートを撮影する時によく使用する焦点域が以下の通りでした。
- 35㎜ 背景の雰囲気を広く入れられる
- 50㎜ 寄っても引いても良しの万能焦点距離
- 85㎜ 歪みが少なく、背景整理が得意
個人的な使用頻度としては、上から2:6:2くらいだと思います。
つまり、ポートレート撮影の半分以上が50㎜のレンズを使っているという事実。
そんな50㎜単焦点レンズですから、一番いいのを買おうと思っていました。
このレンズは評判も良く、特に階調表現なんかが優れていると聞きました。
また、個人的に好きな黒田明臣さんも愛用した事も動機になりましたｗ
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA【F1.4 1/400 ISO100】
FE 50mm F1.4 ZAの特徴
描写のバランスが良いです。
このレンズはドイツのレンズブランドとして、知らない人はいないのではないかとされる、Carl Zeissブランドの銘が打ってあります。
SONYのレンズじゃないの？と思われるかもしれませんが、共同開発という位置づけだそうです。
Zeissのブランドを名乗る以上、高い基準をクリアして開発されたレンズだということです。
レンズの造りもしっかりしていて所有欲を満たしてくれます。
重さも相まって金属の塊という印象。
MFもピントリングの操作感がすごく良く、気持ちいいです。
純正レンズなので安心感もあります。
実際の写りですが、カメラの性能もあると思いますがピントが合った箇所はシャープで、かなり解像します。
開放状態からもっとカリカリに写るレンズは他にもありますが、必要十分といった印象。
ボケも滑らかで好きです。
絞り羽も11枚あるため、F2.8くらいに絞っても、丸型ボケが円形を保ってくれます。
MTF曲線はこんな感じ
SONY公式HPより引用
階調の良さを示すオレンジ色の曲線が90％以上をキープしており、隅々まで良好なのがわかります。
シャープネスを示す青の曲線も平均60％以上と十分良好です。
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA【F2.8 1/50 ISO200】
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA【F2.8 1/50 ISO200】
FE 50mm F1.4 ZAの短所
- 開放で周辺減光が顕著
- やや重たく、価格が高め
正直、あまり不満もないので短所が浮かびません・・・
重ためなのと価格が高めなのは純正でF1.4の大口径を考えるとしょうがないですね…
周辺減光も、もはや宿命です。
後処理である程度何とでもなりますし、気にするほどでもないかなと個人的に思います。
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA【F2.2 1/100 ISO100】
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA【F2 1/2500 ISO100】
ポートレート用に1本だけ選ぶならSONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
このレンズは長いこと使っていて、1本だけ持ち出すなら個人的にはこれです。
50㎜なので引いたり寄ったりバリエーションが出せますし、被写体の歪みもほとんどないので本当に使いやすいです。
価格は高いと思うかもしれませんが、ポートレート用に1本だけ買うならこのレンズをおすすめします。
ちなみに中判カメラになりますが、GFX50Rの換算50㎜レンズの作例もあげています。参考にどうぞ。
GFX50ＲとGF63mmF2.8でポートレート撮影してみた。
それではまた。