GF80mm F1.7をGFX100Sで使ってみた【Fujinonレンズレビュー】

レンズレビュー

富士フイルムGFX用レンズ GF80mm F1.7

【GF80mmF1.7 R WR】
GF80㎜F1.7

レンズ構成:9群12枚(非球面レンズ1枚、スーパーEDレンズ2枚)
焦点距離:35mm判換算で63mm相当
最小絞り:F22
羽根枚数:9枚(円形絞り)
ステップ段差:1/3ステップ(全23段)
撮影距離範囲:70cm – ∞
最大撮影倍率:0.15倍
外形寸法:最大径×長さ*1(約)Ø94.7mm x 99.2mm
質量:795g
フィルターサイズ:Ø77mm
(引用:富士フイルム公式 GF80mmF1.7 R WR)

F1.7はあまり見慣れないですが、F1.8より1/3明るく、F1.4より1/3暗い開放値です。
GFXの純正レンズで現在、一番明るいレンズであり、中盤センサー+豊かなボケが楽しめるレンズになります。
実際、ボケ量は相当で、自分はポートレートを寄りぎみでとる場合が多いため開放で撮ることはあまりありませんでした。
被写体と距離をとっての撮影で、背景から浮き上がらせたいときなんかはF1.7が活躍する印象です。

この写真なんかはF1.7で前ボケ後ろボケの様子をテストしてみました。
以下、写真は全て開放で撮ったものを上げています。
GF80mmF1.7 ボケ

GF80mmとGF110mm、どっちが良い?

スペック的には以前紹介したGF110㎜F2と似ている部分があります。
【作例】GF110mm F2+GFX50Rでポートレート撮影
公式のインタビューでも触れられていましたが、GF110㎜の方が傾向としてカッチリした映りになる気がします。
GF80㎜F1.7 GFX100S ポートレートレンズ

そうした点で使い分けは出来るので、余裕のある方は2本持っていてもいいと思いますが、個人的には、2本はいらないかなと思っています。
スナップ的なのを含めゆるく撮ったりしたい場合は機動性の点も含めGF80㎜、スタジオとかライティング組んだりじっくり作品撮りするタイプだとGF110㎜が合いそうです。

モノクロでも使ってみました。
GF80㎜F1.7 GFX100S ポートレートレンズ2

フルサイズ換算で60㎜F1.4くらいのイメージ
若干望遠よりですが標準レンズのように使えるので、かなり万能だと思います。

GF80㎜F1.7 GFX100S ポートレートレンズ3

GF80mmはコンパクトで軽量。機動性◎

このレンズを65㎜くらいで作るともっと重くなったと思われますが、GFXの軽量コンパクトな中判カメラというコンセプトを考えての設計だったようです。
実際に、レンズはそこまで重くない印象で、カメラと組み合わせても普段使っているα7RⅢ+レンズと比べても違和感なく使えました。
これなら街歩きで持ち出してもいいかなと思えました。
GF80㎜F1.7 GFX100S レビュー

GFXを買って一本だけ選ぶならこのレンズかもしれません。
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ちなみにこちらのGFX100Sの記事内作例もGF80㎜でのものです。ご参考まで。
富士フイルム GFX100Sの感想【ポートレート作例】

GF80㎜F1.7 GFX100S レビュー2