【感想】GFX50Rを購入する上での注意点
GFX50Rを使用する上での注意点とは
GFX50Rが大好きなしんしゃ(@shinmasaki123)です。
この写真はGFX50RとGF63㎜ F2.8の組み合わせで撮りました。
(F2.8 SS 1/125 ISO 400)
GFXをだいぶ使い込んでわかったことがあるので、購入を検討している方に参考になればと書きます。
ちょっとネガティブな部分もありますが、心構えとしてどうぞ。
描写は文句なし
まず、これまでも何度か投稿してきた通り、GFXが吐き出す絵はとても良いです。
個人的にはボケの立体感や、余裕のある描写に中判の魅力を感じており、この点は文句なしです。
GFX50Rをポートレート撮影での描写傾向や作例はこちら。
ただ、その能力を最大限に引き出すためにはかなり努力も必要だと思いました。
手軽な中判だと思わない方がいい
GFX50Rは軽いです。
中判カメラをここまで身軽に使えるのはすごく魅力的だと思います。
ただ、GFXのポテンシャルを最大限に引き出すためには気軽に振り回しているだけじゃ厳しいです。
その理由を書きます。
理由
1.対応レンズのF値が暗い
2.手振れ補正がない
3.5000万もの高画素機である
理由1 対応レンズのF値が暗い
純正レンズに限った話ですが、フルサイズ機以下に比べて暗いレンズが多いです。
GF110㎜がF2ですが、それ以外はF2.8より暗いです。
これはボカせないという理由ではなく、光量が稼ぎにくいという問題点があります。
例えば、最初の写真ですが、ISOが400になっています。
くもりの室内なので若干暗かったのですが、もしF2に出来てたらISOは200に抑えられました。
もちろんGFXはISO400くらいものともしないのですが、可能な限り低ISOを使いたいわけです。
なので、明るいレンズが少ないことで、ISOを上げざるを得ないシチュエーションが増えます。
理由2 手振れ補正がない
GFX50Rには手振れ補正がありません。
最近のカメラには当たり前の様に手振れ補正がついているものも少なくないので、無意識に頼っていたことを思い知らされます。
最初の写真も60分の1まで落とせばISOを1段下げれますが、気を抜くとブレます。
ですから、手軽に見えるカメラだけど、きちんとホールドしたりシャッタースピードに気をつける必要があります。
理由3 5000万もの高画素機である
そしてこの理由です。
理由2とも重なってきますが、5000万画素もの高画質になると、微ブレも目立つようになります。
なので、最高の画質を得るためには出来るだけブレないように撮影に臨まなければなりません。
GFX50Rで最高の画質を楽しむために
以上の理由が僕が実感した、GFX50Rが気軽に使えないと思う理由です。
とはいえ、日中の明るい日なら全然ISO100の手持ちでいけますし、作品撮りとかではない気軽な感じで撮る分は、ISOを上げても全然いいと思います。
夕方やくもり、室内などが絡んでくると注意が必要という程度です。
常に最高画質を目指すなら三脚とかあったがいいんだろなと思います。
全然手軽ではなくなってしまうけどw
GFX50Rは手軽なイメージがあるため、ここらへんのギャップがもどかしいところですね。
以上、ご参考までに。