【X100V発売間近】X100Sでポートレート撮影してみた【作例】

カメラレビュー

X100はポートレート撮影にも良い

前回の記事でX100sのことについて書きましたが、ポートレートでの作例も載せてみたいと思います。

ストロボなどでのライティング撮影が楽しい

まずTOPの写真ですが、ライティングを使った撮影をしてみました。
というのも、X100シリーズは珍しく、レンズシャッターを持つカメラなので、ライティング撮影と相性がすごく良いからです。
ストロボなどを使って撮影する場合、あの一瞬の発光に合わせてシャッターを切るためにはカメラ毎に設定されているストロボ同調速度という
スペックが大事になります。

通常のカメラは、180分の1秒~250分の1秒くらいがストロボ同調速度の基本となります。
これはつまり、500分の1とか1000分の1とかの早いシャッター速度だと、ストロボの光ってるタイミングでシャッターが切れないことを意味します。
その点、X100はレンズ側にシャッターが付いているため、2000分の1秒以上の早いシャッタースピードでもストロボの光と同調出来る特徴を持っています。
これが出来るとTOPの写真のように背景をアンダーにしつつドラマチックなポートレートが撮れたりします。

しかも、X100シリーズはサングラス的役割のNDフィルターまで内蔵されています。
つまり、NDフィルターを併用すると、さらに背景を暗く出来るというわけです。
こういう写真が好きかどうかは好みですが、せっかくスペックとしてあるのだから撮ってみたいですよね。
TOP写真はそのために撮影しました。

富士フイルム X100s ポートレート

威圧感を与えないカメラの形状が被写体をリラックスさせる

これはカメラのスペックの話ではないのですが、ポートレートでカメラを向けると被写体が緊張して顔がこわばってしまったりすることがあると思います。
その点、X100は威圧感を与えにくいようで、他のカメラで撮影するのとは違う、被写体のリラックスした表情なんかを撮ることが出来ます。
同じレンジファインダー型カメラのライカなんかでもそういう話はよく聞きますし、自分も実感としてあったので間違いないと思います。
一度試して欲しいです。

X100s portrait

ちなみに、X100シリーズはフルサイズ換算35㎜の画角レンズを持つカメラなんですが、35㎜レンズを使ったポートレートについても近いうちに書こうと思っています。
(24㎜レンズについてはこちらに書いています。)
【作例】24mm F1.4レンズで広角ポートレート(Sigma 24mm F1.4 art)
24mmの広角レンズでポートレート撮影した作例(FE24mm F1.4 GM)

それではまた。